フィルムからデジタルへの移行が現行機種ではほぼ100%に近いくらい進んで、撤退してしまったカメラメーカーも多数出てしまいました。
現在残っているメーカーというと、これはフィルム末期もすでにそうでしたが、日本の会社ばかりが目立つ状態となっています。
海外勢ではライカ、ハッセルブラッドがまだ高級機で元気なくらいでしょうか。
現存、消滅に関わらず、それぞれのメーカーで特色があるのですが、その中でフィルムサイズという括りも当然存在します。
一番ポピュラーなのはいわゆる35mmフィルムでしょう。
これより小さなフォーマットもAPS、ポケットフィルム(110)、ディスクフィルムなど、たくさん登場したものの、今はかろうじてAPSが残る程度です。
一方、大きなフォーマットとしては、いわゆる中判、ブローニーフィルムがあります。
名前のごとく、「大判」に対しての中判なわけですが、一部の特殊なニーズを別にすれば、35mmに対しての上位規格と言い切っても良いでしょう。
そんなわけで各メーカーから上位機種として、様々な中判モデルが発売されてきました。
最近でもFUJIFILMがGF670という蛇腹カメラを出していますし、メーカーとしてはフラグシップ的な意味合いもあるのだと思います。
しかし、そんな「フラグシップ」をあえて出さなかったメーカーも実はいくつか存在します。
カメラに詳しい方ならすぐにおわかりだと思いますが、カメラ界の雄、キヤノンとニコンがまさにそれに該当します。
どちらもメーカーとしては超一流なのに、フラグシップともなるべき中判を出していないのは意外に感じます。
ニコンはブロニカにレンズ供給していますが、キヤノンにいたってはそれすらなく、完全に中判無視です。
フラグシップでブランドイメージを高めようとした他社に対して、中判を出さなかった二者がカメラ界で最も偉大なブランドになっているというのも皮肉なものですね。
ちなみにライカも中判には手を出してなかったブランドでしたが、デジタルに入ってからLeica S2を出しています。
これをデジタルの時代に戻して考えると、これまた面白い考察ができそうです。
デジタルではフィルムよりもサイズがワンランクダウンした感覚で、デジタル一眼レフでもAPSが主流ですし、コンパクトではさらに小さな素子が使われています。
35mmをあえて「フルサイズ」と呼んで、以前の中判的な扱いにしているくらいですからね。
そんなフルサイズを手がけているのが他でもないキヤノンとニコン(それにソニー)というのも面白いものです。
逆に考えればキヤノンとニコンはあくまで35mmにこだわり、それ以外のメーカーはフォーマットに対してのこだわりが薄いともいえるのかもしれません。
限られた開発資源、ユーザーからすれば大切なレンズ資産を有効活用するということが、シェア拡大につながり、ひいてはブランド力を高めることにつながっているのかもしれません。
現在残っているメーカーというと、これはフィルム末期もすでにそうでしたが、日本の会社ばかりが目立つ状態となっています。
海外勢ではライカ、ハッセルブラッドがまだ高級機で元気なくらいでしょうか。
現存、消滅に関わらず、それぞれのメーカーで特色があるのですが、その中でフィルムサイズという括りも当然存在します。
一番ポピュラーなのはいわゆる35mmフィルムでしょう。
これより小さなフォーマットもAPS、ポケットフィルム(110)、ディスクフィルムなど、たくさん登場したものの、今はかろうじてAPSが残る程度です。
一方、大きなフォーマットとしては、いわゆる中判、ブローニーフィルムがあります。
名前のごとく、「大判」に対しての中判なわけですが、一部の特殊なニーズを別にすれば、35mmに対しての上位規格と言い切っても良いでしょう。
そんなわけで各メーカーから上位機種として、様々な中判モデルが発売されてきました。
最近でもFUJIFILMがGF670という蛇腹カメラを出していますし、メーカーとしてはフラグシップ的な意味合いもあるのだと思います。
しかし、そんな「フラグシップ」をあえて出さなかったメーカーも実はいくつか存在します。
カメラに詳しい方ならすぐにおわかりだと思いますが、カメラ界の雄、キヤノンとニコンがまさにそれに該当します。
どちらもメーカーとしては超一流なのに、フラグシップともなるべき中判を出していないのは意外に感じます。
ニコンはブロニカにレンズ供給していますが、キヤノンにいたってはそれすらなく、完全に中判無視です。
フラグシップでブランドイメージを高めようとした他社に対して、中判を出さなかった二者がカメラ界で最も偉大なブランドになっているというのも皮肉なものですね。
ちなみにライカも中判には手を出してなかったブランドでしたが、デジタルに入ってからLeica S2を出しています。
これをデジタルの時代に戻して考えると、これまた面白い考察ができそうです。
デジタルではフィルムよりもサイズがワンランクダウンした感覚で、デジタル一眼レフでもAPSが主流ですし、コンパクトではさらに小さな素子が使われています。
35mmをあえて「フルサイズ」と呼んで、以前の中判的な扱いにしているくらいですからね。
そんなフルサイズを手がけているのが他でもないキヤノンとニコン(それにソニー)というのも面白いものです。
逆に考えればキヤノンとニコンはあくまで35mmにこだわり、それ以外のメーカーはフォーマットに対してのこだわりが薄いともいえるのかもしれません。
限られた開発資源、ユーザーからすれば大切なレンズ資産を有効活用するということが、シェア拡大につながり、ひいてはブランド力を高めることにつながっているのかもしれません。
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